Primitive Ocean

 長文になる時用のブログ。

東方儚月抄 〜 Silent Sinner in Blue. 上巻

 うーん、これだけではまだ、ゆかりんが「計画通り」ってほくそ笑んでいる姿しか想像できねぇな。紅魔館側に月の都へと忍び込むように依頼していたけど、紅魔館側が囮役っぽいよなぁ……。つぅか、藍様がゆゆ様に接触していたけど、あれはゆゆ様なら自分の真意に気がつくはずだと確信したゆかりんが、永遠亭側に感づかれる可能性も考えて、わざと紅魔館の監視なんて話をしたんだろうな。あたかも、ゆかりんはロケットの完成を快く思っておらず、ロケットも実際には完成しないだろうから、月へは前回の月面戦争と同じ方法で攻め入るはずだと永遠亭側に思い込ませるために(紅魔館側にも、当初からゆかりんの力を使って攻め込むことを提唱していたし)。だが実際は、最初から紅魔館側にロケットの推進力になるものを教えるつもりでいたんだろう。そして、そのロケットが月の都に攻め込み、月の民の注意がそちらに向いている間に真の目的を達成するって筋書きじゃないかなぁ。まあ、ゆかりんの能力では別の生き物を表の月に送り込めない、なんて意味深な記述もあるし、紅魔館のロケットを成功させることにはもっと深い意味があるのかもしれないが……(月の都の位置を示すビーコンの役割をさせるとか)。ただなんとなく、ノリノリでロケットを作っていた俺の嫁パチェは、ゆかりんの思惑に薄々感づいているような気がする。あまりにも事が上手く行き過ぎていることを皮肉ってたし。というか嫁がパチェは張り切りすぎだ。
 月の旗の話があったり、風神録の話があったり、他の作品と上手いこと繋がってますね。