ef - a tale of memories. 第９話「forget me not」

　千尋の小説の中の女の子は、最初から一人だったから、一人であるということを意識したりはせず、孤独であっても寂しさを感じなかった。けど、彼女が一人であるということを意識して、他の誰かに会いたい願った時、彼女は同時に寂しさを覚えてしまう。火村さんも言っていたが、嬉しいことと悲しいことは常に表裏一体となって存在する。それが蓮治と千尋の物語において最も重要な事なんだろうね。それを踏まえたうえで蓮治がこれからどうするのかが、二人の物語の結末を大きく左右することになるのでしょうね。
　千尋のエピソードがあまりにも壮絶すぎるんで、みやこと景が霞んで見えるんだよな（笑）。そのみやこは強烈なカウンターで逆転勝利してましたが。まあ、みやこが勝負をかけたのは追い詰められたからってのもあるみたいなんで、景の自業自得って側面もあるでしょうが。