Primitive Ocean

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宇宙戦艦ヤマト2199 第一章「遥かなる旅立ち」

 いわゆる中途半端なHDリマスターとかではなく、完全なリメイク作品ですね。オリジナル版と基本的な話の流れは同じなのですが、キャラクターの性格とか設定とかに色々と手を加えられていて、現代向けにアレンジされています。伝説的な作品のリメイクだけあって、映像のクオリティはかなり高いですね。相当気合を入れて作られているのが分かります。以下覚書
 
 オリジナル版だと、半ば自棄になって特攻していったように見えた古代守が、沖田を逃がすための作戦として特攻を選んだってなっていた。
 地球防衛軍最後の戦いとなる冥王星会戦が、イスカンダルの使者を地球圏に辿り着かせるための作戦だったという設定が加えられていた。
 遊星爆弾による汚染に関する話に一度も「放射能」という言葉が使われていなかった。これは恐らく福島の件が絡んでいると思われます。一度だけ佐渡先生が放射線と言っていたけど、あれは大気が希薄だから宇宙から放射線が降り注いでいる、って意味だろうし。ちなみに東日本大震災前に公開された実写版ヤマトでははっきりと「放射能」と言ってます。
 オリジナル版だと、設計図が届いてからあっという間に波動エンジンを完成させるという、チートとしか言いようのないことをやってのけているのですが、さすがにそれは真田さんでも無理だろうってことなのか、技術提供は一年前に行われたって設定になっていました。
 古代進が大人っぽい性格になっていた。逆に島大介は子供っぽくなった。
 真田さんに眉がある!?
 いくら人手不足とはいえ、訓練学校を出たばかりの若造に重役を任せるのはどうかって思っていたのですが、これは候補者が戦死したためって設定が追加されていました。
 ガミラス人がガミラス語という独自の言語で喋っていた。……って! じゃああの有名な総統も相当(ryは無しか!?
 OPはオリジナル版同様にささきいさおが歌っているのですが、なんか軽い気がしますね。まあオリジナル版は、声が嗄れるまで歌ったのが功を奏して、あれだけ重く迫力のある歌になったそうですが。
 ってか雪ってどう考えてもアレだろ。オリジナル版だと単なる偶然として片付けられていたけど。それに普通遊星爆弾による攻撃とテラフォーミングを結びつけて考えたりはしないだろうし。まあ松本零士の描くヒロインはどれも同じような顔をしていますが。
 
 そういや新宿ピカデリーで観たんだけど、発券機のタッチパネルのボタンの反応が悪いうえに、エラーまで出て予約したチケットをなかなか受け取れなかった。あれ問題だと思うんだけどなぁ。