魔法少女まどか★マギカ 第１話「夢の中で会った、ような…」

　血だまりスケッチの第１話ですが、なにかがおかしい世界、って思いますね。不自然なくらい白と透明があふれ返っていて、無菌室を連想させるような世界は、黒という黒を意図的に白で塗りつぶして覆い隠した、って印象があります。実は世界はすでに滅びていて、まどかたちがいる世界は虚構、あるいは結界かなにかで守られている閉じた世界、なのではないんじゃないかと。つまりほむらが言っていたことは、魔法少女にならなければ世界の真実に気づかぬまま幸せな人生を過ごせるが、魔法少女になってしまったら真実に否が応でも直面しなければならなくなる、ってことなんじゃないかな。
　キュウベイはどんな願いでも一つだけ叶えるって言っていたけど、そういう先払いみたいなのが一番怪しいんだよ。