Primitive Ocean

 長文になる時用のブログ。

ef - a tale of memories. 第10話「I'm here」

 うわぁ、なにこの神アニメ。千尋編の圧倒的存在感のために印象が薄かったみやこ編が、最後にいきなり化けるとは。まあ話の展開事態はありふれたものなんだけど、各々のキャラクターが感情をぶつけ合うそれぞれの場面が、どれも声優の迫真の演技と巧みな演出効果によって非常に迫力のあるシーンに仕上がってました。特に最後のみやこと紘の電話の場面は、テレホンカードの度数で残り時間を示すことで、良い感じに焦燥感を演出していましたね。
 京介は中途半端な態度を採る紘のことを責めてたけど、どこにも居場所を持てなかったみやこや、紘の事を兄として見るか男として見るかの間を行ったり来たりしていた景も同じようなものなんだよな。ゆえに当事者たちだけでは問題はこじれる一方だった。だからこそ京介のように、この問題に関わっていながらやや外れた位置から物事を見ることが出来た存在が居たというのは重要だったと思うね。京介が居なかったら、紘は自分の過ちに気がつけなかったかも知れないし。