Primitive Ocean

 元々はゲームとアニメの感想を書いていたのですが、現在はほぼアニメ(ただし更新頻度は遅い)。あとたまに映画とか。

サイレン

 結局劇場公開されたときは観なかったのですけど、DVDが発売されたんで買って観てみました。2に関連する話だそうですが、私は1は一通りやったのですが、2はまだやってないんですね。んで、私はこれ上手く創った映画だなって思いました。島で起こったことのほとんどが由貴の幻覚や幻聴だったってオチは、一応1をプレイしている私には種明かしになるまで分かりませんでした。屍人の再現度とか(元は人間なのでそれなりに知恵が働くところとか)結構高かったですし。ただこのまま幻覚や幻聴ってだけのオチだったら、私は叩いていたでしょうね。あの最後の、赤い服の少女が黒幕だったってオチがあるからこそ、この映画は納得できるんですよ。なぜなら、人間は自分が見たり聞いたりしたもの以上の想像力は働かせられない存在だから。想像上の生き物が、いくつかの生物の特徴を組み合わせたものだったりするのはそのため。妄想や幻聴にしたって、そこに再現される存在は、必ず過去の経験から影響を受けて存在する。もし単なる妄想っていうのがオチだったら、なんであそこまで統一された世界観の妄想が発生したのか、っていうのが分からなくなる。由貴の場合、英夫の妄想以外は、なにに影響を受けてどこからそういう事になったのかってのが分からないですからね。土田の事をまだ知らない時に土田に会っていたりしますし。でも、その妄想の元が赤い服の少女によってもたらされた物だったとすれば、全ての辻褄が合うわけですね。まあとりあえず、映画自体は良くできたものだったと思います。……原作同様に怖くはないけど(笑)。