Primitive Ocean

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うたわれるもの 第7話「皇都侵攻」

 前半最大の山場だったと思います。それにしてもドリィとグラァってちょっと強すぎないか。狙えば百発百中のうえ、連射速度もかなりのもの。重要な局面では常に速やかに敵を排除して活路を開く。オボロのほとんどの敵を寄せ付けない剣技と合わせて考えると、彼らは一体どこでどんな訓練や経験を積んできたんだ? と思ってしまう。そしてそれ以上にある意味凄いのはハクオロ。馬上(あの動物なんて言うんだ?)の戦闘ではリーチの長い武器が有利というか攻撃が届かないので、槍を持つ場合が多いんだけど、ハクオロは馬上でも槍はおろか剣ですらなく、あの鉄扇で渡り合っているんだよな。そのうえ槍を武器にするベナウィとそれなりに打ち合ったりもしている。アニメではそこまで描写されていないけど、実際には物凄く巧みな動きで対処しているんだろうな。
 インカラがどんな人物かは、ベナウィほどの人間なら仕える前から分かっていたはず。それでも国のためを思って忠義を尽くしてきたんだろうな。たとえそれが間違いだと分かっていても。そして、全てが手遅れだと悟ったから刃をインカラに向けたんだろう。逆に言えば、そのギリギリの時までインカラを見捨てなかったベナウィは、まさに忠臣と呼ぶに相応しい人物と言えるだろう。